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事例紹介

翻訳

NMT(Neural Machine Translation)翻訳を前提とした原稿設計で、多言語展開の品質と効率を向上

プロジェクト概要

グローバル市場向け製品のマニュアル制作において、従来のマニュアルでは、長文や曖昧な表現、日本語特有の省略表現が多く、機械翻訳時に誤訳や意味のばらつきが発生することが課題となっていました。また、翻訳後の文字量増加により、UIやアイコンとの位置関係が崩れ、レイアウト調整に多くの工数を要していました。

当社では、30言語以上への多言語展開を見据え、NMTの特性を最大限に活かすライティングルールを策定。
和文・英文の原稿作成段階から見直すことで、品質向上と制作工数の大幅な削減を実現しました。(2012年)

プロジェクトの背景と課題

グローバル市場向けマニュアル制作において、NMTを活用した多言語展開の効率化が期待されていました。しかし、従来のマニュアル原稿には以下のような課題が存在していました。

  • NMTによる翻訳品質のばらつきと誤訳
    長文や複雑な文章構造、曖昧な表現、日本語特有の省略が多く、機械翻訳時に意図が正しく伝わらないケースが発生していました。
  • 翻訳後のレイアウト調整(DTP)工数の増加
    他言語へ翻訳した際、文字量が増加することでUI名称やアイコンとの位置関係が崩れ、レイアウトの微調整に多くの時間を要していました。

当社の取り組み:「翻訳しやすい原稿」を最初から作る

当社では、「翻訳してから直す」のではなく、「最初から翻訳しやすい原稿を作る」という考えのもと、NMTの精度を最大限に高める原稿設計を行い、ライティングルールを策定しました。

1. 短文・シンプルな文章構成への見直し

  • 1文1メッセージの徹底
    文章構造をシンプルにし、主語と述語の関係を明確化。
  • 曖昧な表現や省略の排除
    指示語や曖昧な言い回しを避け、誰が読んでも一意に伝わる文章を作成。
  • 操作手順の整理
    1つの文章に複数の操作を詰め込まず、段階的に記述。

2. 用語・表現の標準化

  • 表記ゆれの徹底排除
    同じ機能や概念には必ず同じ用語を使用し、一貫性を保持。
  • 定型化の実施
    操作指示文や警告文をルール化し、翻訳メモリの活用率を向上。

3. UI・アイコン配置を考慮した情報設計

  • 配置の最適化
    翻訳後の文字量増加を見越し、文中のUI名称やアイコンの位置関係をあらかじめ考慮。
  • 視認性と操作性の維持
    どの言語に展開しても、ユーザーにとって見やすく扱いやすいレイアウト構造を採用。

導入の成果

当社のライターによる適切な原稿設計と情報整理により、以下の大きな成果が得られました。

  • NMTによる翻訳精度の向上
    誤訳や不自然な表現が減り、修正件数を大幅に削減。
  • 制作工数の低減
    訳者やレビュー担当者の確認工数、およびDTPのレイアウト調整工数を削減。
  • 多言語展開の効率化
    翻訳メモリの再利用率が向上し、全体の制作プロセスをスピーディー化。
  • 高品質なグローバルマニュアルの実現
    短納期でありながら、30言語以上で高い品質を維持。

多言語展開のお悩みは当社にご相談ください

当社では、「翻訳してから直す」のではなく、「翻訳しやすい原稿を最初から作る」という考えのもと、NMTを最大限に活用できるライティングを提供しています。原稿作成から翻訳、DTPまでを見据えた情報設計により、お客様の多言語展開を効率的に支援します。

「NMTを活用してマニュアル制作を効率化したい」
「多言語展開の品質やコストに課題がある」

というお悩みをお持ちの企業様は、ぜひお気軽に当社までお問い合わせください。お客様の製品や運用体制に合わせた最適なソリューションをご提案いたします。